『本書は一生の宝。』
内容の紹介については、皆さんが書かれた通りです。
ただ、一点わたしが気になったのは、
読書だけでエニアグラムが、ましてや自分のタイプがわかった気になるのは、
とても危険だし、せっかくの読書が「百害あって一利なし」になりかねません。
それくらい自分のタイプを特定するのは、難しいことなのです。
実際、何年もエニアグラムをやり、ファシリテータにまでなった人が、
自分の実際のタイプを間違えていた、という人を何人も知っています。
ワークショップで、タイプごとの「島」を観察するだけで、それこそ「オーラ」が異なるのに遭遇し、
ショックを受けると思います。
自己評価(読書体験)だけではどうしても、自分に甘く、都合の良いように解釈、合理化しがちです。
自己評価と、外から観た他人の評価との「間」で悩み、揺れ動くのが人間というものです。
基本的理解として読書は大切ですが、この種の学びには、
実際のワークショップへの参加が不可欠です。
自分とは異なる他のタイプの方の本音を見聞きするだけで、
「人は皆、同じ」というクリシェ、「わたしはこう言う性格」という常識が、思い込みに過ぎなかったことがわかります。
著者のリソとハドソンも、強く戒めていたと思います。
あえて補足しておきたいと思ったしだい。
悪しからず。
以上を踏まえて読めば、本書は一生の宝となること請け合いです。
日常生活の中で活かしてこそ、読書の醍醐味があると信じます。
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